なかなかいいぞ、oukitel U7 plus自腹レビュー(操作編)

2016年9月12日格安SIM

[:ja]

iPhoneそっくり激安4Gスマホ:oukitel U7 plus自腹レビュー(開封編) の続き

AliExpressで中国から取り寄せたoukitel U7 plusのレビュー続編



どう頑張っても電源が入りません。
押しても引いてもダメです。
説明書を見ても薄っぺらで、それらしいことは書いてありません。

「ひょっとして」と思い、ウラ蓋を開けてみました。

img_5546s

するとバッテリーの端子部に黄色い保護テープが貼ってありました。
これが邪魔していたのですね。
こういう保護をしておかないと、サムスンみたいに機内爆発してしまうのでしょうか。
とりあえずテープを剥がしてから再びバッテリーを本体と合体。
U7は普通に起動しました。
(お騒がせしてすみません)

最初から日本語対応

操作感は良いです。
日本語が普通に使えます。
androidの標準状態で、カスタムROMを採用していないようです。

img_5566s
最初は英語に設定されていますが、

Setting→Language&Input→日本語

で簡単に言語切替できます。
以前買ったXiaomiのスマホは日本語化のためにブートローダーアンロックしたり、とにかく大変だったことを思うとまるで天国です。
メニューも完全日本語対応です。
google playも入っているので、日本語キーボードも簡単インストールです。

フォントは中華フォントではありません。
普通のandroid風フォントです。
使い慣れているiPhoneのフォントより、字が太いように感じます。

液晶はFHDではなく、1280×720のHD画質です。
多少は画面が荒いかと心配しましたが、意外に明るく綺麗です。
ドット欠けや濁りもありません。

ベンチマークスコアはまあまあ

次にaututuベンチマークで測定してみました。
スコアは28811です。

aututu score 28811 U7 Plus
かなりスコアは低いです。
一昔前のスマホレベル。
CPUはMediaTek MT6737というローコスト版です。

ゲームなどハードに使う方には向いていないでしょう。
しかし、普通に使う分には全く問題ありません。
iPhoneと比べても操作感に遜色ありません。
メモリに余裕があるためか、むしろサックサクで好感度大。
(個人的な感想です)

余計なソフトは一切なし

そしてなによりU7 Plusがエライのは、変なプレインストールソフトがないことです。

img_5565s
中華スマホだと中国の怪しいソフトがたっぷり入っていることがあります。
これには、そういうものは一切ありません。
中国語を見かけないので、中華スマホと感じさせないのです。
裏蓋のOUKITELのロゴを隠したら、知らない人は中華スマホと気づかないのではないでしょうか。

もちろんデュアルSIM対応です

続いてSIMカードを入れてみました。
デュアルSIM対応で二箇所スロットがあります。
どちらもmicro SIMです。
iPhoneで使っているmineoのSIMがnano SIMなので、下駄を履かせます。

img_5571s
普通にドコモの電波を掴みました。
ちゃんと4Gの表示が出ています。
ドコモのLTEはBand1と3だけが対応です。
エンジニアモードで調べてみました。
screenshot_20160912-165711s他にもBand7、8、20が使えるようですが、ドコモでは非対応。
Band6、19が入っていないので、FOMAプラスエリアでは使えません。
国内では使わないから問題なし(ということにしておく)
screenshot_20160912-171814s
ドコモ以外のキャリアは「禁止されています」との表記。
試しにmineoのau版SIMを入れてみましたが、通信できませんでした。
SoftBankも禁止のようですが、SIMは使えないのでしょうか?
(持っていないので不明です)

次にウイルスをチェック。

中国製なのでウイルスがプレインストールされてないか調べます。

img_5569s
AVG AntiVirusでチェックするも、問題なし!
そもそもAndoroid標準アプリしか入っていないようです。
余計なカスタマイズするほどの企業力がないのかもしれません。
中国と怪しい通信をしていないかもチェックしたいところですが、今回は省略。

内蔵ストレージは増やせる

スペックを見ると内蔵メモリ16Gで少ないと思いました。
ところがAndroid6.0はSDカードを内蔵ストレージとして追加できる、と買った後で知りました。内蔵SDカード

余ったSDカードをぶち込んだら、すぐ認識されました。
上の写真の「SanDisk製SDカード」というところです。

内蔵16G+外付け16G=32Gです。
これだけあれば充分です。
(ちなみにU7 Proは内蔵8Gなので間違って買わないように気をつけてください)

SDカードスロットが独立している

中華スマホだとSDカードスロットがSIMカードのスロットを兼ねている商品が時々あります。
その場合、SIMカードの二枚目とSDカードのどちらかを使うか、選ばなくてはいけません。
ちょっと使いづらいですね。
img_5573s

その点でもU7 PlusはSDカードのスロットが独立しています。
製造コスト的にはカードスロットひとつ分余計にかかっていることになります。

Simカードの抜き差しも入れやすく、バッテリーも交換可能。
実に合理的な作りで優れています。

指紋認証が素晴らしい

最後にご紹介したいのが、指紋認証。
これが素晴らしく正確なことに驚きました。
img_5562s

指紋センサーはiPhoneと違って、裏面にあります。
ちょうど人差し指が当たる場所です。
画面がOFF時にそっと指を置くだけで、一瞬でロック解除。
実に気持よく画面がONに切り替わります。
iPhoneでは指紋認証がなかなか解除されず、いらいらすることがあります。
その点、U7 Plusは解除が正確で素早い。
センサーが良いのか、ソフトが良いのか分かりませんが、iPhoneより上と感じます。

まとめ:U7 Plusは上出来だ

ということでまとめますと、これ(U7 Plus)はなかなか上出来です。
たった69.99ドルでLTE、デュアルSIM、指紋認証対応。
画面も綺麗でスピードも早い。

スマホとしての性能になにひとつ難点はありません。
強いて言うとNFCがないのが弱点です。
近々googleがNFC決済を始めるそうですが、チップが入っていません。
でも、U7 Plusの欠点はそれくらいかと。
今使っているiPhone6より画面が大きくて見やすいです。
これが69.99ドルとは、ため息が出るほどの企業努力を感じます。
(※しかも中国から日本までの送料込みです)
日本の大手電機メーカーではとても太刀打ち出来ないでしょう。

ただ一つだけ大きな欠点があることに気づきました。
あまりにiPhoneと似過ぎています。
本物と偽物を2台持っていると、自分でもときどき間違えます。
そのうえ我が家の小娘が「ふーん、ニセiPhoneね」「私は本物が欲しい」と馬鹿にするのです。

悔しい。
でも、良い物は良いのだ!

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AliExpressで中国から取り寄せたoukitel U7 plusのレビュー続編



どう頑張っても電源が入りません。
押しても引いてもダメです。
説明書を見ても薄っぺらで、それらしいことは書いてありません。

「ひょっとして」と思い、ウラ蓋を開けてみました。

img_5546s

するとバッテリーの端子部に黄色い保護テープが貼ってありました。
これが邪魔していたのですね。
こういう保護をしておかないと、サムスンみたいに機内爆発してしまうのでしょうか。
とりあえずテープを剥がしてから再びバッテリーを本体と合体。
U7は普通に起動しました。
(お騒がせしてすみません)

最初から日本語対応

操作感は良いです。
日本語が普通に使えます。
androidの標準状態で、カスタムROMを採用していないようです。

img_5566s
最初は英語に設定されていますが、

Setting→Language&Input→日本語

で簡単に言語切替できます。
以前買ったXiaomiのスマホは日本語化のためにブートローダーアンロックしたり、とにかく大変だったことを思うとまるで天国です。
メニューも完全日本語対応です。
google playも入っているので、日本語キーボードも簡単インストールです。

フォントは中華フォントではありません。
普通のandroid風フォントです。
使い慣れているiPhoneのフォントより、字が太いように感じます。

液晶はFHDではなく、1280×720のHD画質です。
多少は画面が荒いかと心配しましたが、意外に明るく綺麗です。
ドット欠けや濁りもありません。

ベンチマークスコアはまあまあ

次にaututuベンチマークで測定してみました。
スコアは28811です。

aututu score 28811 U7 Plus
かなりスコアは低いです。
一昔前のスマホレベル。
CPUはMediaTek MT6737というローコスト版です。

ゲームなどハードに使う方には向いていないでしょう。
しかし、普通に使う分には全く問題ありません。
iPhoneと比べても操作感に遜色ありません。
メモリに余裕があるためか、むしろサックサクで好感度大。
(個人的な感想です)

余計なソフトは一切なし

そしてなによりU7 Plusがエライのは、変なプレインストールソフトがないことです。

img_5565s
中華スマホだと中国の怪しいソフトがたっぷり入っていることがあります。
これには、そういうものは一切ありません。
中国語を見かけないので、中華スマホと感じさせないのです。
裏蓋のOUKITELのロゴを隠したら、知らない人は中華スマホと気づかないのではないでしょうか。

もちろんデュアルSIM対応です

続いてSIMカードを入れてみました。
デュアルSIM対応で二箇所スロットがあります。
どちらもmicro SIMです。
iPhoneで使っているmineoのSIMがnano SIMなので、下駄を履かせます。

img_5571s
普通にドコモの電波を掴みました。
ちゃんと4Gの表示が出ています。
ドコモのLTEはBand1と3だけが対応です。
エンジニアモードで調べてみました。
screenshot_20160912-165711s他にもBand7、8、20が使えるようですが、ドコモでは非対応。
Band6、19が入っていないので、FOMAプラスエリアでは使えません。
国内では使わないから問題なし(ということにしておく)
screenshot_20160912-171814sドコモ以外のキャリアは「禁止されています」との表記。
試しにmineoのau版SIMを入れてみましたが、通信できませんでした。
SoftBankも禁止のようですが、SIMは使えないのでしょうか?
(持っていないので不明です)

次にウイルスをチェック。

中国製なのでウイルスがプレインストールされてないか調べます。

img_5569s
AVG AntiVirusでチェックするも、問題なし!
そもそもAndoroid標準アプリしか入っていないようです。
余計なカスタマイズするほどの企業力がないのかもしれません。
中国と怪しい通信をしていないかもチェックしたいところですが、今回は省略。

内蔵ストレージは増やせる

スペックを見ると内蔵メモリ16Gで少ないと思いました。
ところがAndroid6.0はSDカードを内蔵ストレージとして追加できる、と買った後で知りました。内蔵SDカード

余ったSDカードをぶち込んだら、すぐ認識されました。
上の写真の「SanDisk製SDカード」というところです。

内蔵16G+外付け16G=32Gです。
これだけあれば充分です。
(ちなみにU7 Proは内蔵8Gなので間違って買わないように気をつけてください)

SDカードスロットが独立している

中華スマホだとSDカードスロットがSIMカードのスロットを兼ねている商品が時々あります。
その場合、SIMカードの二枚目とSDカードのどちらかを使うか、選ばなくてはいけません。
ちょっと使いづらいですね。
img_5573s

その点でもU7 PlusはSDカードのスロットが独立しています。
製造コスト的にはカードスロットひとつ分余計にかかっていることになります。

Simカードの抜き差しも入れやすく、バッテリーも交換可能。
実に合理的な作りで優れています。

指紋認証が素晴らしい

最後にご紹介したいのが、指紋認証。
これが素晴らしく正確なことに驚きました。
img_5562s

指紋センサーはiPhoneと違って、裏面にあります。
ちょうど人差し指が当たる場所です。
画面がOFF時にそっと指を置くだけで、一瞬でロック解除。
実に気持よく画面がONに切り替わります。
iPhoneでは指紋認証がなかなか解除されず、いらいらすることがあります。
その点、U7 Plusは解除が正確で素早い。
センサーが良いのか、ソフトが良いのか分かりませんが、iPhoneより上と感じます。

まとめ:U7 Plusは上出来だ

ということでまとめますと、これ(U7 Plus)はなかなか上出来です。
たった69.99ドルでLTE、デュアルSIM、指紋認証対応。
画面も綺麗でスピードも早い。

スマホとしての性能になにひとつ難点はありません。
強いて言うとNFCがないのが弱点です。
近々googleがNFC決済を始めるそうですが、チップが入っていません。
でも、U7 Plusの欠点はそれくらいかと。
今使っているiPhone6より画面が大きくて見やすいです。
これが69.99ドルとは、ため息が出るほどの企業努力を感じます。
(※しかも中国から日本までの送料込みです)
日本の大手電機メーカーではとても太刀打ち出来ないでしょう。

ただ一つだけ大きな欠点があることに気づきました。
あまりにiPhoneと似過ぎています。
本物と偽物を2台持っていると、自分でもときどき間違えます。
そのうえ我が家の小娘が「ふーん、ニセiPhoneね」「私は本物が欲しい」と馬鹿にするのです。

悔しい。
でも、良い物は良いのだ!

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